七夕-生きているピアノ
今日は七夕ですね。
自分にとってこの日はとても思い入れのある日で、
一番最初に人生を共にしたアップライトピアノとのお別れと
新しくグランドピアノを我が家に迎え入れた日なんです。
本来は7月4日ぐらいに着く予定だったのが、
ずっと雨続きで、偶然七夕の日になったというちょっとした奇跡でした。
それからもう六年が経ちました。
月日が経つのは本当に早いですね。
そして今日は六回目のピアノの誕生日です。
なので、ピアノを弾かずに一日中ピアノのそばにいました。
凄く愛くるしいです。
ピアノは道具でも、音楽をするための手段でもありません。
自分達の魂を反映してくれる、そして、祈りそのものです。
これは幼いながら8歳の頃からずっと思っていました。
生きた魂をピアノは表現してくれます。
その魂は一体となって音を色にし、そして、色はあらゆる世界へと誘ってくれます。
時は待ってくれないので、後悔のないよう、
一つ一つの本番に真心を込め、技術と深みのある表現をより求め、
ピアノが喜んでくれるような音楽を奏でたいと改めて思った七夕でした。
